多くの観光客が訪れる大都市・香港と、そこからフェリーで約1時間ほどのところにあるリゾート地・マカオの医療情報についての特徴を挙げて参ります。 まず、香港で抑えておきたいのは、病院が大きく2つに分けられていることです。1つは政府の運営する公立の医療機関です。公立病院は、香港市民や香港に居住する外国人ならば、香港IDを提示することで格安の医療費で診療を受けられます。反面、香港市民の多くが利用しますため順番待ちが長く、短時間で診療を受けることが難しい現状です。もう1つは、民間運営の私立病院・クリニックです。利用者が、公立病院に比べ少ないため順番待ちはほぼなく、予約制です。その代わり、医療費が初診料だけで比較しても日本円で約7250~14500円と公立病院の約6~10倍もかかってしまいます。医療保険に加入をしていなければ手術は何百万円と、一般市民が到底支払うことのできない治療費がかかります。双方のメリット・デメリットとしては、このような点が挙げられます。 次に、マカオの医療についてですが、実はマカオはかなり高水準の福祉制度が整っております。まず健康保険料の徴収がありません。そして、マカオでは医療費が基本的には無料(公立病院)です。これは、マカオのツーリズム産業の成功と発展によって潤沢な財源を得ることとなり、国民の生活水準を安定させているためです。
以上、香港とマカオに関する医療情報です。観光で行く場合にも万が一に備え、現地の医療事情を調べてから出発することをお勧めいたします。
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